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OpenSourceGuide
2006/11/30-2007/9/30

世界に通用する日本のソフトウェア産業へ


古き良きシステム開発の時代

仕事柄、システム提案の為、いろいろなお客様、ソリューションプロバイダーを訪問しますが、私がITの世界に足を踏み入れたときと比べたら、だいぶ様相が変わりました。今から15年ほど前は、まだパッケージ・ソリューション(既製品のソリューション)というもの自体が少なかったです。その当時の多くの企業では自社でエンジニアを抱え、スクラッチ(1からプログラムを組みあげるシステム開発)でシステムを構築することが多かったように思えます。その結果、IT部門の人材はITに対する知識レベルと経験レベルも非常に高く、良質なエンジニアが多数輩出されていたようです。

急激な普及の代償として失ったもの

その後、市場全体がバブル期となり、多くの企業でシステム開発をおこなうようになりました。一方でIT業界もこの市場ニーズにこたえるべく、ITシステムは量産化の道を選ぶようになりました。その量産化の道を進む為に、システム開発も従来のスクラッチによるシステム開発から、出来合いのパッケージ・ソリューションや開発効率が高いツールを多用する方向に転換することになるのです。 システムを構築する際にパッケージ・ソリューションや開発効率が高いツールを活用することは悪いことではありません。適材適所で活用すればよいと思っております。しかしながら、パッケージ・ソリューションはソリューションの中身がブラックボックス化しているため、パッケージ・ソリューションの構築を通して育成されたエンジニアは、そのシステムの本質や中身の動きを知ることが出来ず、スクラッチでシステムを構築してきた昔の汎用機時代のエンジニアと比べて、エンジニアのレベルとしては低いと考えています。 IT業界が利用者にとって今後も有用な存在として継続する為には、汎用機の時代のように、アプリケーション、通信、コンピューターの構造など、ITの本質を学ぶ手段を講じる必要があると考えています。ITの本質を学ぶことが出来たエンジニアは、ITの本質を知るがゆえに利用者にとって最適な機能の実装とコストを実現できると思います。特に、ビジネスの展開スピードが速く、スピーディーなシステム改修が求められるネットビジネスにとっては、ITに精通したエンジニアは必要不可欠な人材になるでしょう。

ITの本質を学ぶ手段こそオープンソース!

私はITの本質を学ぶ適切な手段としてオープンソース・ソフトウェアの教育を推進することを勧めます。オープンソースはシステムを構成する各プログラムの動きを理解していなければ、システムを組み上げる事は難しく、その理解を目的とするオープンソースの教育カリキュラムはまさにもってこいの教育手段です。しかも、オープンソースの世界は情報交流の手段が発達しており、社外の技術者との交流も行いやすく、IT部門のエンジニアが知識・ノウハウ・見識の観点で成長しやすい環境でもあります。 しかしながら日本市場においてはオープンソースの教育は現在過渡期である為、全てのオープンソース教育カリキュラムが上質であるわけではありません。私は、座学や、マンツーマン的なカリキュラムではなく、よりオープンソースのノウハウ・トランスファーを実現できるPBL(プロブレム・ベースド・ラーニング)を実施しているカリキュラムを推薦します(PBLは別コラムで解説していますので、そちらを参照ください)。 次のページでは、少々スコープを拡げて、「世界に通用する日本のソフトウェア産業を育てる為に何をするべきか?」について考えてみたいと思います。日本のソフトウェア産業が強くなれば、皆様のビジネスを支えるインフラとしての日本のITもより強固になり、皆様のビジネスもより強くなるはずです。

日本のソフトウェア産業を世界に通用させるには

現在、日本のソフトウェア産業は97% を輸入に頼っています。日本は無資源立国であり、人間の頭脳を資源にしているソフトウェア産業は日本にとって伸ばすべき産業です。日本のソフトウェア産業が世界に通用する産業になる為には、今以上に秀逸なエンジニアが多く排出される必要があります。ITの本質を学び経験できるオープンソースは最良の手段であると思います。 オープンソースを活用した新興の企業におけるエンジニアの顔を見たことがあるでしょうか?ほとんどのエンジニアが寝不足の顔をしていますが、良い顔をしているように見えます。傾向として若い社員が多い為、社会人としての礼儀が・・・とか、社会人としての経験が・・・ということもありますが、そのエンジニアはITの本質に触れ、企業活動の本質に携わる嬉しさがエンジニアとしての活力と誇りを自ら産み出しているように思えます。礼儀や社会人経験は後からついてくると思いますし、エンジニアとしての活力・誇りがある限り、ITへの探求は今後も続き、良質なエンジニアとしての成長を続けると思います。

ソフトウェア産業の強さの本質は

今回の文章で触れた、「ITの本質を理解したエンジニアの育成」は企業のIT活用を推進することや、企業内IT部門の存在価値を再認識させることを実現しますが、この「ITの本質を理解したエンジニアの育成」は日本のIT産業を活性化することにもなります。仕事が面白くなければ、そこに優秀な人材が集まるはずも定着するはずも無く、人材が集まらなければ、その産業は衰退します。97%を輸入に頼る日本のソフトウェア市場は、ITの量産化と普及を代償に、日本からソフトウェアを作る楽しさを奪い、エンジニアの仕事の楽しさを減衰させているかもしれません。本質を知るからこそ、その価値が永続的に存在します。本質を活用し、事業貢献するからこそ、その仕事が面白くなるのではないでしょうか? この機会にIT教育を原点回帰させ、ITの本質を学べるエンジニアの育成を再考してみるのはいかがでしょうか?その手段としてオープンソースはまさに格好の手段であると考えます。



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