現状分析と目標とそのための施策のロジックが通っていないケースは意外と多い(マーケティングアウトソーシングコラム)

暇なわけではないのですが、1年間更新していなかったので、パタパタと更新しています。

長年いろんな企画に携わっていると、様々な企画に接します。

割とよくあるのが、現状分析の結果と目標とそのための施策のロジックが通っていないことです。

それでも目標が達成していればよいことなのかもしれません。結局限られた時間と予算を効率的に活用して事業収益を高めていくのが最大の目的ですから。素晴らしい企画を作るべく、大量の時間を割いてしまっては、ビジネスチャンスを逃すこともあります。

しかし、企画は慣れれば時間がかかるものではないので、サクっと作って、利益が出るロジックを組み、あとはPDCAをぐるぐる回しながら修正していけばよいと思うのです。企画は難しく説明しようと思えば、いくらでもできますが、本来簡単なもので、利益が出るシナリオの有効性を仮説し、実行し、検証するロジックを組むだけです。

本題に入りますが、企画の骨子として以下のようなケースがあります。

  1. 自社の強みと弱みと自社が勝ち得る市場規模を分析します。
  2. 自社が勝ち得る市場規模から、短期・中期・長期の売り上げ目標を決めます
  3. 強みを生かして弱みを補い、最大限可能性を引き出せる戦略を立案します

いったんここで止めますが、1から3まで全て「自社の強みと弱み」に絡めた内容になっていてロジックが通ってます。実際によくあるケースとしては、3の部分で、自社の強みと弱みを活かした戦略でもなく、自社が強い分野でもなく、「とりあえずイベントに出よう」「とりあえず広告を打ってみよう」みたいなことがあるような気がしています。そして、その出店の内容や広告の内容も自社の強みを生かしたキャッチになっていなく、とりあえずはやりのキーワードをちりばめたものになるようなケースもありますよね。この状態になると、2と3の間のロジックが崩れたことになります。さらにこのやり方を続けると、戦略にこだわりがないので、自社のブランドも立ちにくく、結局、たくさん施策を実施した割には、あまり知名度が上がらなかったよね。効果もいまいちだよね。となります。

ロジックがきれいに通っていると、どこがいけなかったのかの検証も取りやすく、効果が出る時は、各施策の連鎖反応も起きやすいので、思いのほか効果が出ることが多いです。

実施することで結果が得られるので、まずはやってみるというのも悪くはないですが、大切なコストと時間を使うので、ちょっとだけ、戦略のロジックを考えてみるのもよいですよね。

それでは今日はこの辺で。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次